母乳育児とは?

母乳育児は様々な方面からみても、現代科学が到達できないほど優れたものです。

さらに重要なことは、母乳の成分がもたらす利益のみならず、母乳育児を行う過程が、母と子の関係や家族の皆さんの関係に精神的な安定をもたらし、現在社会で大きな問題になっている虐待、いじめ、青少年の犯罪の防止についても何らかの良い意味での効果をもたらすことです。

ご挨拶

特定非営利活動法人 みやぎ母乳育児をすすめる会

代表 上原 茂樹

 この度、「みやぎ母乳育児をすすめる会」ではホームページの充実を図り、会員の皆さんにこれまで以上の情報発信をしていくとともに、多くのお母さんやご家族にも閲覧していただけるような記事も掲載することとしました。

 「みやぎ母乳育児をすすめる会」は、母乳育児の推進を目指して1993年に設立され、2007年には特定非営利活動法人の認可を受けております。人工乳栄養を希望するお母さんが多くを占めていた設立当初から現在までの間に大きく変化したことは、多くのお母さんが母乳で育児したいと思うようになってきたことです。これは、お母さんが母乳育児は人工乳(ミルク)栄養に比べて赤ちゃんとの「絆」形成や免疫で優れることなど、多くのメリットがあることを知るようになったためと考えられます。この変化は、当会を含めて各地域の母乳の会の活動が産科医療にかかわる皆さんやお母さんを啓発してきたことによるものと自負しております。

 その一方で、今も母乳育児の確立や継続に悩むお母さんが存在することは無視できない事実です。乳頭トラブル、母乳不足感、繰り返す乳腺炎など母乳育児は決してスムースに進むものではありません。母乳育児支援者とともにお母さんが悩みつつ乗り越えていくことができれば赤ちゃんにとってよいことでしょう。このホームページには、会員の皆さんに向けた当会の事業報告やイベント情報に加えて、母乳育児支援についてわかりやすく解説するコーナーも設けております。また、母乳育児の確立や授乳・卒乳に関する様々な悩みについてQ & Aとして掲載しています。母乳育児の一層の発展のために、会員を含めて医療者の皆さんとともにお母さん方がこのホームページを利用していただくことを期待しております。

母乳育児成功のための10段階(2018改訂版)

(Ten steps to successful breastfeeding)
2018年、WHO(国際保健機構)が25年間の活動を見直し、10steps改定とそれに伴う実践のガイダンスを発表いたしました。みやぎ母乳育児をすすめる会では、昨年2018年10月開催 母乳フォーラム時に堺武男先生が「new10steps」として講演していただきました内容を元とし、訳文を記載いたします。

 

重要な院内管理の方法

1a.母乳代替品のマーケティングに関する国際的規約(いわゆる「WHOコード」)と
  それに関連した世界保健総会の決議を順守する

1b.定期的にスタッフと両親に伝えるため、乳児の授乳に関する方針を文書で持つこと

1c.母乳育児に関する継続したモニタリングとデータ管理のためのシステムを構築する

2.スタッフが母乳育児を支援するための充分な知識と能力、技術を持つことを確実にする

臨床における主要な実践

3.妊婦とその家族とともに母乳育児の大切さへの取り組みを話し合う

4.出産後すみやかに、中断されない母子の肌と肌のふれあい(早期母子接触)を促進し、
  出生後出来るだけ早期に母乳育児を開始するよう母親を支援する

5.母乳育児の開始と継続、そしてよくあるトラブルへの対処について母親を支援する

6.医学的に適応の無い限り、母乳育児の新生児には母乳以外の食物や・水分を与えてはいけない

7.母親と乳児が一緒に居られ、24時間同室で過ごすことが出来るようにする

8.母親が乳児の哺乳に関するサインを認識し、それに応えることが出来るように母親を支援する

9.母親に哺乳びん、ゴム乳首、おしゃぶりの使い方とそのリスクを助言する

10.両親と乳児が継続した支援とケアをタイムリーに受けることが出来るよう退院時に調整する

(最終投稿日:2019年4月18日)

みやぎ母乳育児をすすめる会について

 みやぎ母乳育児をすすめる会は、宮城県における母乳育児の推進を図り、そのことを通じてより良い母子関係と家族関係が樹立され、こどもたちが心身ともに健やかに育つこと、それを実現できる社会ができることを目的として活動を行う会です。

宮城県のBFH(赤ちゃんにやさしい病院 Baby Friendly Hospital)

 
ベビーフレンドリーなクリニック